んでるベル

〜 軍主と107星の日常 〜


 

ミズキ ダリオUP
   

 

 

 

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ミズキ

その@…&ミズキ

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「いいですか。口元の筋肉を少し上げて――こう」
「ええ、と。こんな…感じ、ですか?」
「まだ引き攣っていますね。では、口元上げの運動10回をもう3セットやってみましょう」
「……はい。(顔が痙攣起こしそうだ/汗)」
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 + + +
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「一体何をやってたんだ、セス?」
「顔が…引き攣っていますよ?」
「ギギギ。(乾いた笑み)
 あー。リーダーとしてもっと自然に、余裕を持った笑顔を見せられるようになれって言われて、ミズキさんに特訓をしてもらっていたんだ……明日、顔が筋肉痛で動かないかもしれない、よ」

甲板に上がって来たミズキは、友人達と談笑するセスの姿を見つけて、ふっと目を細める。

「私と違ってあんなに自然に笑えるのだから。 笑顔の練習をする必要など無いだろうに――


軍主になったばかりの頃の出来事。
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ダリオ

そのA…&ダリオ

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「がははは!! お前いい飲みっぷりじゃねーか!」
「ぶっ!」
「今日はナレオ助けてくれたんだってな〜。そんな最高ーなお前に乾杯ィィ!!」
「〜〜〜ごほごほごほ」

ダリオに叩かれた拍子に、セスは思わず飲んでいた酒を吐き出した。
酔いの回ったダリオは咽るセスに気付いていないのか、上機嫌に何事かを呟きながら、尚も背を叩き続ける。

「澄ました野郎ーかと思っていたら、どっこい案外付き合い良いしーな。漢っぷりの良い飲み方も気に入ったぜェ!
よっ海の男!! ういっーく」
「げふっ、ごふ…ど、どうも」
「お前みたいなやつなら俺の息子にしてやっても――って、それはナレオがいるから無理だがよーぉ。ひっく。
甥っ子ぐらいにならしてやっても良いぜェ〜!!」
「!…こほ」

隣のテーブルに座って酒を飲んでいたハーヴェイとシグルドは、同僚の羽目の外しっぷりに顔を見合わせ、肩を竦めた。

「あーあ。セスのやつ、ダリオにつかまってるぜ。あいつの絡み酒は一度つかまると長いっていうのによ。」
「陰気が入ってない分、マシと言えばマシなんだがな」
「今日は一段とご機嫌な様子だしな。 …おいおい。甥っ子にしてやるとか言い出したぜ!」
「セス様の迷惑になっているようだったら止めに入ろうと思ったが。
 …さほど嫌そうな顔をしていないのが、不思議だな…?」


「どォだぁ! 俺が伯父さんになってやるってんだ。光栄だろうぉ! ういぃーっく」
「こほこほっ。 
……ありがとうございます


「どうしたリノ。顔が引き攣ってるぞ?」
「はっ! だ、誰の顔が引き攣っているって?!(…ダリオの野郎ォ。酔った勢いとはいえ勝手なことを)」
「………。(むしろ、羨ましそうな顔だな)」


「家族」の一員にしてやると言われて、酒の上の戯言だとしてもちょっと嬉しかったセスでした(笑)
…で。ちょっとばかり嫉妬心湧き上がっていたひとも…(苦笑)
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