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〜
いのち 〜
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小さい頃、巣から落ちた雛鳥を拾ったことがあった。
本を調べながら、グレミオに教わりながら一生懸命世話したけれども、
弱っていた雛鳥は、まもなく短い生を僕の手の中で終えた。
手のひらから零れ落ちていった はかない命。
庭の片隅につくった墓に花を手向けながら
もし、御伽噺で読むような魔法を自分が持っていたら、この鳥を生き返らせてあげられたのに、と
悲しくて、悔しくて思わず呟いた僕に
“自然に訪れた死を歪めてまで生きる命が、幸せとは限らない”
今まで見たこともないような静かな眼で、君は言った
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永遠を刻む右手の紋章に目を落として、今君のことばの意味を知る――
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日記絵ログより。文を追加して収納。
06/8/8
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