その 少女の呟きに 辺りは蒼く染まり “ 清流 ” 二度目の言葉で 空気は深く流れる “ 清流 ” そして 三度目の言葉に 地上は 蒼き大気の海に沈む。 やがて 少女の手から 金の砂が舞い上がると その海の空に金の星が昇った。 絵 : 恵 文 : きなこ